「ボストンへようこそ」

Welcome to Boston p1
1992年婦人部発足を記念して、小冊子の刊行が企画され、「生活ガイドブックーボストンでの楽しい暮らし方」という仮題からガイドブック制作がスタートしました。ガイドブックの目標として「ボストン生活に慣れ、楽しくことと付き合っていこう~そのために役に立つ情報~」を掲げ、その特徴とするところは、「失敗は成功のもと。なんでも情報受付け~予備知識があっても現場で困ったこと、あとで笑える失敗談も参考に~」と記されています。編集スタッフは全員女性で、主に主婦のボランティアで構成されました。ボストンに降り立った時から始まった日々の生活から得た貴重な体験を基に、きめの細かい情報が惜しみなく提供されました。さらに各分野の専門家にも執筆を依頼し、より内容を補完させたものとなりました。
日本人会会報の「生活ガイドブック」だよりのコーナーでは、毎号のように、進捗状況はもとより編集スタッフの近況や奮闘ぶりも紹介され、1冊の本にかけるボランティアの心意気や熱い思いが汲み取れます。
1993年7月、ついに“ボストンへようこそ「生活ガイドブックーボストンでの楽しい暮らし」”が満を持して発売の運びとなりました。ユニークさは持ち運びに便利にという 9 x 7.5 の変形サイズにもあらわれ、その236頁にも及ぶ生活情報は異国の地への出発前の不安を和らげ、また新米ボストニアンの生活のよりどころになったことと思われます。
発売当初からの予想を超える好調な売れ行きに、翌年の1994年1月には改訂版の発行準備に着手すべく、新たな企画、新たな編集スタッフが募集されました。
およそ1年半で初版は売り切れとなり、1996年5月に地図や写真をとり入れ一層わかりやすく記述された改訂版が発行されました。
それ以降も2003年11月には改訂第2版、2006年11月にも改訂第2版第2刷と版を重ねてきました。そして婦人部の歴史とともに歩んだ秘蔵っ子の「ボストンへようこそ」も、初版から今年で22年を数えるまでになりました。
この度改訂にあたり、紙の媒体から形をかえてウェブサイトに順次内容を公開することといたしました。時を経ても、本の構成や根幹を成す情報は今でも重宝されております。今後もボストンで生活をされる方々の一助になることを願い、これまで携わってこられた大勢のボランティアの方々に深い感謝の念を抱きつつ、「ボストンへようこそ」の歴史の一端をご紹介させていただきました。
下記のリンクをクリックすると閲覧・ダウンロードが出来ます:
はじめに・目次 (p.1~p.8)
1. ボストンへ、旅立ち (p.9~p.18)
2. ボストンへようこそ (p.19~p.28)
3. 暮らしのお金 (p.29~p.36)
4. 住まい (p.37~p.52)
5. 運転免許証と車 (p.53~p.74)
6. 医療 (p.75~p.108)
7. 教育 (p.109~p.132)
8. 食生活と家事 (p.133~p.166)
9. ショッピング (p.167~p.178)
10. レストラン (p.179~p.188)
11. 娯楽とスポーツ (p.189~p.220)
12. 観光 (p.221~p.244)
13. 公共交通機関 (p.245~p.250)
14. さよならボストン (p.251~p.258)
15. いろいろな情報 (p.259~p.272)
16. ボストンでの暮らしの手引き (p.273~p.282)
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